畑中雄大の音楽家の為のブログ

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音楽理論は学ぶべき?オススメの楽典の本は?

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音楽理論を学んでない事に、コンプレックスをもって僕のところに来る生徒さんが多くいます。

確かに、国語や社会、英語などに比べると、音楽という教科は座学を学んだ実感はないですよね。
 
音楽をする人はみんな理論を学んだ方がいい?
 
結論から言うと
 
 

NOです。

 
 
それなりに売れてるアーティストさん、DTM(※)で活動してる作曲家さんで、「楽譜が読めません」という方に何人も会います。
しかし、それでも僕以上に音楽ビジネスで成功しています。 
(※DTM=デスクトップミュージックの略。パソコンソフトを使って作る音楽)
 
俳優さん、声優さん、お遊戯会で劇をする子供たち…
日本文学や音声学をしっかり勉強したから、台詞を上手に読めるのでしょうか?
 
答えは違いますよね。
 
勉強量=技術というわけでは決してありません。
 
 
もちろん、探求心が強くて、勉強の意欲が湧く人の方が高い技術も得やすいですが。
魅力的なものを生み出すのは、本人が持ってる感覚が第一です。
 
 

よく聞く楽典ってなんなの?

 

音楽理論と言って1番最初に浮かびますね。

簡単に言えば、音楽に読み書きです。

・ドレミの読み

・記号の読み・意味

・リズムの読み

・音程(○度)

・音階(Key、○長調と読んでいるもの)

・和音(コードと言われているもの)

 

に分けられます。

音程も、音響学のような理系的ものではなく、あくまで基本です。

最初にも言いましたが、読み書きを勉強したからプロの音楽家に直結するわけではありません。

読み書きができなくても、子供たちは感情を訴え、コミニュケーションをとります。

盲目の作曲家や演奏家も多くいます。

 

「学ばなくてもよい」とは言いましたが、学んだ時間はもちろん無駄ではありません。

 

・移調の理屈が解り、編曲に役立つ。

・楽譜がオタマジャクシの群れではなく、文章のように読むことができるかも。

・リハーサルで言ってる事の意味がわかる。

・音大入試に必須。

・理論を学んだ事による自信。

 

などでしょうか。

 

さて、楽典ですが、沢山の本が出ています。

 

まず皆様が想像するのがコチラ!

 

 

ご存知、通称“黄色い楽典の本”です。

表紙を取ると高級感ある茶色に変貌。

 

古くから多くの音楽高校や学習者の間で教科書に選ばれていて、音大入試に必要な知識が学べます。

音大入試ならコレ。

 

ただし、ポピュラーに対応しておらず、問題数も受験生がやるくらい多く、内容もやや古め(伝統的)で、

基本ドイツ音名です。

 

今ではもっと誰でも分かりやすく読みやすい本もあります。

黄色い本では

「???!!!」

ちーん…

 

となりそうな方はこちら。初めての方もわかりやすく、ポピュラーにも対応し、

ドイツ音名ではありません。(安堵)

 

 

音楽の専門学校の講義も、ゼロから短期間である程度理解したい学生さんや、ポピュラーの方はこちらを薦めています。

姉妹本の「よくわかる音楽理論の教科書」も、CDつきで、JAZZ理論までわかりやすく学べます。

 

上で紹介しただけではなく、

時代とともに、様々な良書も生まれております。

最近は執筆も録音録画編集もするマルチな音楽家さんが沢山増えております。

挫折しなさそうな本を選びましょう。

 

そして、楽典の勉強ですが、

やろうと思えば独学で可能です。

繰返し本を読んで、問題を解けば、20〜30時間程で覚えられることと思います。

 

以上、“音楽理論は学ぶべき?”でした!

お読み下さりありがとうございました!

 

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