歌詞とメロディー、どちらから作るべき?
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これも疑問の声が多いですが、芸術家はみな、独自のこだわりや、逆にその時の気分、仕事の利便上のやり方があります。なので決まった答えは出せませんが、
僕個人の考えでは、
“メロディー先行の方が音楽的感動がある曲に仕上がる”
そう感じます。
テレビでもラジオでも雑誌でも、音楽に対するレビューは詞です。
街頭インタビュー「この曲のどこがいいですか」
女子高生「マジ詞が最高、淋しいとき聴くとヤヴァイ、マジ泣ける」
司会者「この曲のこだわりは?」
アーティスト「詞ですね。」
と、詞ばかりスポットが当たりますが、
僕は、
“音楽の感動は旋律にある”
そう考えます。
名旋律は、ギターやクラリネットなど、楽器で演奏しても美しく楽しいです。
「昔の曲はよかった~」
と、そんな声が多いです。懐古主義的に人間なってゆきますが、
たしかに、「川の流れのように」や「愛の讃歌」など、昭和ソングは名旋律揃いですね。
山崎まさよし、荒井由実など、歌詞・旋律・コード・歌声・アレンジが見事に至高の音楽を生み出しているように感じます。好きです。
- アーティスト: オムニバス,岡千秋,細川たかし,大川栄策,ダ・カーポ,宮崎雅,八代亜紀,美空ひばり,小林幸子,島倉千代子,石川さゆり
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2009/11/18
- メディア: CD
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さて、最近の傾向としては、同音連打にシンコペーション、器楽に向かないものが多く増えている気がします。
著作権の心配の為、てっとり早く譜例を自分で作りました。
「ふたり」「あなたと」「なぜ」「涙が溢れ」
「マジ泣けるー!」って言わせるワードはバッチリ入れましたよ!
そして、コード進行も、Ⅳ-Ⅴ-Ⅵの副属和音-Ⅵっていう、定番コード!!
ヴァイオリニストも、フルーティストも、きっとこれを演奏しても楽しくないですよね。
歌詞先行で、メロディーを歌詞にくっつけています。
これも50年後には、「昔の曲はメロディーが美しかった~」と、言うことになると思いますが。。
ん?上の曲がどんなかんじか聴いてみたい?
よろしい。
言っておきますけど、僕、歌上手じゃありませんからね。
(イヤホン推奨)
ね!コード進行、ストリングスの対旋律、Jポップっぽいでしょ!
旋律は魅力的に感じないけどこれはこれで。この音楽スタイルはマジで日本独自で発展していると思います。
アメリカや中国から、ポップスを学びに留学してくる時代ですね。
ん?フルバージョン用意しろ?
丁重にお断りさせていただきます。
4小節の作曲アレンジ、レコーディング、作画、動画作りで、無駄に3時間かかったから。
最後に、お耳直しに僕が好きな詩人、北原白秋の詩をひとつ紹介します。
詩だけなのに、まるで音楽を味わっているような詩人です。「この道」をはじめ、童謡や校歌も多く作詞しています。
「からたちの花」
からたちの花が咲いたよ。
白い、白い、花が咲いたよ。
からたちのとげはいたいよ。
青い青い針のとげだよ。
からたちは畑の垣根よ。
いつもいつもとおる道だよ。
からたちも秋はみのるよ。
まろいまろい金のたまだよ。
からたちのそばで泣いたよ。
みんなみんなやさしかったよ。
からたちの花が咲いたよ。
白い、白い、花が咲いたよ。
お読みいただき(お聴き頂き)ありがとうございました♪
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