音楽療法=モーツァルト?
スムージーより低糖質、プロテインより低カロリー【カフェテイン】
もうすぐ僕もパパになるので、今日は「胎教」について。
音楽家兼ひよこクラブ読者の畑中雄大がお届けいたします。
「胎教」は妊婦が健康な生活を心がけたり、芸術に触れて良いホルモンを出したり、
おなかの赤ちゃんが快適に過ごせるように過ごすことです。
因みに、おなかの中の赤ちゃんは4か月待つ頃から聴覚が発達し始め、外の音が感じられるようになります。
メディアや書籍で「頭がよくなる!」「脳疾患に効く!」「美容によい!」「胎教によい!」と、もてはやされいるモーツァルト。
僕は脳科学者でも医者でもないのでよくわかりませんが(適当)、
しかし、近年の研究で、
「効果はモーツァルトに限った事ではない」
ということが発表されました。
「でもモーツァルトは不協和音がなくて綺麗で癒されて…」
いえ、あります。
下はモーツァルトが頻繁に書くような和声です。
(どちらもハ長調にしました。)
上の譜面“G”と“F♯”美しくないですね。
下の譜面、唐突に変な和音が出てきました。しかも和音の“C”と“F♯”は悪魔の音程と言われていた、不安感をまとった和音。
「不協和音」ってタイトルがついた曲だってあります。
しかし、モーツァルトは天才的な不協和音の置き方で、至高の美を生む作曲家だと思います。
モーツァルトの音楽の美しさが、脳科学や医学から取り上げられるのもうなずけます。
でも、
モーツァルトじゃなくてもいいんです。
ポイントは母体のリラックス。
できれば興奮系のアドレナリン・ドーパミンではなく、
幸せ癒し系のセロトニン・オキシトシンが良。
癒しを目的としたCDや動画がたくさん出ていますので、
お母さんが一番「癒される、幸せ」と感じるものがよいでしょう。
なので、あまり激しい曲や現代音楽はオススメしません…
我が家はやっぱり美しいモーツァルト(弦楽・ピアノソナタ)。
あと、自分で作ってます。
音楽は、日常の中で使わない脳が大きく働き、人間の成長に役立つということは、確かなことです。
モーツァルトが生まれる2000年以上前にでさえ、
プラトンという高校倫理で習った人物は、「体育は身体の教育・音楽は心の教育」と唱えて、それを学ぶためのアカデメイアを設立しました。
さて、音楽を中心に胎教の話をしましたが、
やはり、胎教の基本は
食事・睡眠・適度な運動!!
そして、明るく優しくお腹の赤ちゃんに話しかけてあげること。
妊婦・赤ちゃんじゃない皆さんも、どうぞご自愛くださいませ。
そんな僕も、子供の心の育成を願い小品集を作曲しました。
楽譜はこちら♪→ はたなかギター・ピアノ楽譜