フランスっぽい和声法をまとめてみた〈音源付き〉
以前チャイコフスキーについて語りましたが、、
実はフランスもの(※)も大好きでして!!僕の趣味ですが「これフランスっぽい!」と思う和声法をまとめてみました。
畑中何を思ったか、学術的な記事です。
丁寧に譜例・音源を載せるあたりは流石としか言いようがありません。音楽学生さんや興味のある方はお読みください♪
そして、
書いてあることがわからないからと言って、人生で困ることはなにひとつありません。
ご安心を。
※19世紀後期~モネ・ルノワール・シスレーなど、フランス絵画界におこった「印象派」。フランス音楽界でもドビュッシー・ラヴェルなどが挙げられ、明確な旋律やリズムををもたず、色彩と明暗の音楽。
それでは、フランスっぽい和声法、いっきに紹介します!
①2度の動きを含んだ和音伴奏
②6thコードの平行移動
③短3度上への部分的な転調
④上の「③短3度上への部分的な転調」をM7のコードで
⑤ドリア旋法
これを使って…
⑥全音音階
これを使って…
そして、⑥に⑤を足して、ラヴェルっぽくオーケストレーションしてみると……!!!
ね!こんなことわからなくても、人生なにも困らないでしょ!!
しかし、フランス人も日本モノ好きで北斎展とか人気だし、日本もモネ展やルノワール展人気ですよね。
きっと曖昧な美に惹かれる文化を共通して持っているのでしょう。
ドビュッシーにラヴェルと、こんなにも人気なのに、あまり作曲家や国を絞った和声学の本が無いので簡単にまとめてみました。
オリヴィエ・メシアンがラヴェルの分析をしてる日本語訳された本があるけど、
「なになに…?主題の右手親指の内声はC-C#-Dの半音上行となっている…」
「うっひょ~!!(ヨダレでゅばー!)」
ってなる人じゃないとなかなか読む気がしないやつです。
お読みくださりありがとうございました!
それでは、シスレー(失礼)いたします!
最後に、日本音階と印象派のタッチで昔作ったBGMをどうぞ。
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